1歳8ケ月になった長女は9月20日のお彼岸の入りに亡くなった。健康で過ごしていれば46才、二児の母になっていてもよい年頃である。
この日、ラジオのニュースで彼岸の入りを知り、ふと長女菜穂子の命日であったことを思い出した。
会社の帰りにロールケーキを買って帰宅した。寿子さんに黙ってケーキの包みを渡したら「今日は菜穂子の命日であって誕生日ではないわよ!」 と言われた。母親は口には出さないが娘の命日を忘れていなかった。
ここまでくれば、命日も誕生日も一緒だろうという点で夫婦はガッテン・・ケーキは我が家の守り神となった娘の思い出に浸りながら・・静かに頂きました。